バイデン氏、無名候補に敗北 米領サモアの民主指名争い

 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補指名争いで、5日開かれた米領サモアの党員集会でバイデン大統領が無名の男性候補に敗れる波乱があった。指名獲得が確実視されるバイデン氏にとって初の敗北となった。

 米メディアによると、男性は東部メリーランド州に住む起業家のジェーソン・パーマー氏(52)。中小企業支援や行政の効率化などを掲げ、オンライン集会で支持を訴えていたといい、91票のうち51票を獲得した。バイデン氏は40票だった。

 サモアの民主党員集会では過去にも波乱が起きている。16年は「支持候補なし」が最多を占め、20年にはブルームバーグ元ニューヨーク市長がバイデン氏らを破った。

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