戦時下のキーウ、女性活躍を議論 日本支援、国連開発計画が開催

占領下の経験を語るウクライナ南部ヘルソンの非常事態庁職員カテリーナ・ガブリロワさん(右端)ら=5日、キーウ(共同)

 【キーウ共同】国連開発計画(UNDP)は5日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウ(キエフ)で女性の活躍を議論するイベントを開き、非常事態庁や警察などの国家機関で働く女性らが戦時下での職務経験を語った。8日の国際女性デーを前に企画され、日本が支援した。

 ウクライナでは女性や子どもへの家庭内暴力の増加など長期化する戦争の影響拡大も懸念される。

 登壇者の一人で、ロシアに一時占領された南部ヘルソンの非常事態庁職員(40)はチームのリーダーとして解放を待つ住民を支えた経験を語った。「地獄のような状況では女性も男性も関係ない。性別のステレオタイプを持つべきではない」と訴えた。

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