「今季は何もできていない」与えられたのは勝負が決した後の10分だけ。ラツィオ鎌田大地に伊紙は低評価「ドイツでは最高のものを見せてきたが...」

わずか10分の出場で、インパクトを残すのは難しい。実質的に勝負がつき、チームが覇気を失いつつあった中ではなおさらだ。

ラツィオの鎌田大地は3月5日、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2レグで、終盤の80分から途中出場した。チームはバイエルンに敵地で0-3と敗れ、2戦合計1-3で8強進出を逃している。

ホームでの第1レグで1-0と勝利し、強豪相手のラウンド突破を狙ったラツィオだが、38分にハリー・ケインの先制点でアドバンテージを失うと、さらに前半アディショナルタイムにも追加点を献上。ゴールが必要な状況で迎えた後半、66分にケインにダメ押しとなる追加点を許して屈した。

枠内シュートがなかったラツィオは、合計スコアで2点のビハインドとなってからもチャンスをつくれず。そんななか、80分にルイス・アルベルトと交代してピッチに立った鎌田も、印象に残るプレーを見せるには至っていない。

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実際、イタリアメディアの大半が採点記事で鎌田は「採点なし」とした。だが、『ilGiornale』紙は5点をつけ、次のように批判している。

「ドイツで日本人は最高のものを見せてきた。だが、今季はほとんど何もできていない」

今季の鎌田がマウリツィオ・サッリ監督の下、傑出したパフォーマンスを見せられなかったのは周知のとおりだ。徐々に出場機会を失い、2024年になってからは名前を呼ばれることが少なくなった。そういった経緯も含めての評価なのだろうか。

鎌田としては、継続的な出場機会があるなかで評価してほしいに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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