CGTN:中国は近代化推進の中で新たな質の高い生産力を発展させると表明

【北京2024年3月6日PR Newswire】中国の契約技術取引数は2023年に28.6%伸びました。これは同国がイノベーション主導の開発能力を高めていることを物語る成果です。

全国人民代表大会(全人代)で5日明らかにされた政府活動報告によると、中国はイノベーションの主導的役割を活用し、科学技術の進歩による産業革新に拍車をかけ、新しい工業化を推し進めます。

中国の李強(Li Qiang)首相は第14期全人代第2回会議の開幕に当たり、北京の人民大会堂で報告を発表しました。

報告では、中国が産業システムを近代化し、より速いペースで新たな質の高い生産力を開発することに努めるとしています。

新たな質の高い生産力の開発

イノベーションの主導によって、新たな質の高い生産力は従来の経済成長モデルを超えていくことを意味しています。この道には高度な技術、高効率、高品質があり、中国の新開発哲学に沿っています。

このような新たな質の高い生産力を開発するため、政府活動報告は一連の任務をリストアップしています。

報告は、水素発電、新素材、バイオマニュファクチャリング、商業宇宙飛行、量子技術、生命科学など新興産業や未来志向産業の育成に加え、産業・サプライチェーンの改善と向上を呼びかけています。

報告はまた、デジタル経済の革新的開発を推進し「Artificial Intelligence Plus(人工知能+)」イニシアチブに着手し、中国がインテリジェントコネクテッド新エネルギー車などで業界をリードする地位を統合・強化するとしています。

さらに、中国は2024年の経済成長目標を5%前後に設定し、高品質開発の推進を約束しています。報告によると、主な国家戦略を実行し、主要地域の防衛能力を構築するため、今年の1兆元を皮切りに、今後数年にわたり毎年、超長期特別国債を発行します。

報告はまた、科学と教育を通じて中国を元気づけ、高品質開発の基礎を固める取り組みも強調しています。

中国は、専門知識と戦略的重要性のある人員派遣団を編成し、より多くの一流科学者とイノベーションチームを育成する取り組みを加速します。

報告によると、中国は基礎研究の人材を見極め、優秀なエンジニアや高度なスキルを持つ労働者を訓練し、若い科学者やエンジニアへの支援を強化するプラットフォームを開発します。

人間中心の開発哲学に基づく行動

報告は、中国が人々の福祉を確保して改善し、社会統治のより良い新手法を促進するよう努めるとしています。

報告は、中国が人間中心の開発理念に基づいて行動することで、人々が満足する真の利益を提供することを強調しています。

報告によると、2023年に中国の国民1人当たり可処分所得が6.1%増加し、納税者6600万人以上が子どもの養育費や教育費、高齢者の介護費など個人所得税の特別追加控除が増えたことで恩恵を受けました。

2024年、中国は都市部で1200万を超える雇用を生み出し、都市部の失業率は約5.5%を維持する見通しです。

報告によると、中国はまた、環境改善の包括的措置を講じ、グリーン・低炭素経済の後押しなど生態系保全を強化し、グリーン・低炭素開発を推進します。

国家能源局が発表したデータによると、2023年、中国に設置された再生可能エネルギーの容量が史上初めて火力発電容量を超え、世界の新設再生可能エネルギー容量の半分を超えました。

報告によると、中国はエネルギー革命を推進し、二酸化炭素排出のピーキングとカーボンニュートラルの達成に向けて積極的かつ堅実に取り組みます。

https://news.cgtn.com/news/2024-03-05/China-s-top-legislature-starts-annual-session-1rImSPDg5EI/p.html

ソース:CGTN

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