【MLB】「リハビリはもう終わっている」大谷翔平、開幕へ臨戦態勢「あとはどれだけクオリティを上げていけるか」 7日には山本由伸と“初共演”

ドジャース大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、米アリゾナ州グレンデールで行われた古巣エンゼルスとのオープン戦に「2番DH」で先発出場。3打数無安打2三振に終わり、オープン戦4試合目で初めての無安打となった。試合は4-0でエンゼルスが勝利。米複数メディアが伝えている。

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■試合前には元同僚トラウトらと再会のハグ

大谷の第1打席は先発右腕チェース・シルセス投手の前に空振り三振。続く第2打席は左腕タイラー・トーマス投手の外角低めストレートを見逃したが、ストライク判定で三振に終わった。3点を追う5回2死一塁の場面で迎えた第3打席は中飛に倒れた。

試合前にはマイク・トラウト外野手、ザック・ネト内野手ら元チームメートと握手やハグを交わし、笑顔を見せていた大谷。オープン戦4試合目にして初の無安打に終わったが、表情は明るかった。

試合後には「(打撃に関する)リハビリはもう終わっている。あとは多くの打席に立ち、どれだけクオリティを上げていけるか。結果どうこうではなく、ボールを見極めてタイミングを合わせることが重要」と話し、開幕に向けて臨戦態勢に入りつつあると明かした。

投手としてのリハビリは今後も続くが、打者としての状態が上がって来たことはスケジュールが証明している。デーブ・ロバーツ監督は当初、6日(同7日)のホワイトソックス戦に大谷は出場しないと明言していたが、急きょ方針を変更し、打席に送ることにした。

■「連戦もやっておくべきこと」と出場決定

エンゼルス戦はナイターで、ホワイトソックス戦はデーゲーム。休息が少ない連戦となるが、大谷は「全体のスケジュールとバランスを見て、連続して出場するには良いタイミングだと感じた。連戦は(開幕までに)やっておくべきこと」と話し、昨年8月以来の連戦に意欲を燃やした。

米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』は「ロバーツ監督もオオタニがもはや打者としての“リハビリモード”ではないことに同意している」と伝え、同監督はチームが韓国に出発するまでの残り9試合のうち5試合で大谷を起用する意向だという。

「最後の打席はかなりいい感じだった。少し詰まったけど。でも、全体的に見れば打席の質と結果にはかなり満足している」と手応えを口にした大谷。連戦というハードルを越え、また一歩シーズン開幕へ向けて調子を上げていきそうだ。

また、ホワイトソックス戦には山本由伸投手が先発登板する予定で、実現すれば大谷と山本が実戦で“初共演”することになる。大谷のバットが山本を援護するシーンが見られるのか、ファンの注目度も高まっている。

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文●SPREAD編集部

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