6年ぶりの海南島開催 渋野日向子は中華グルメ満喫「もう2回食べた」

2週ぶりの試合となる渋野日向子※撮影は「ホンダLPGAタイランド」(撮影/村上航)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 事前(6日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

中国・海南島での試合がコロナ禍を経て、6年ぶりに開催される。中国本土での試合は昨年10月の「ビュイックLPGA上海」で経験があるものの、海南島訪問は初めてという渋野日向子は中継局WOWOWのインタビューで「めちゃ難しいなと思いました。バンカーもすごく赤いし、謎でした」とコースの印象を口にした。

2024年シーズン初戦となった2週前「ホンダ LPGAタイランド」では2日目に「66」をマークしたが、週末の「76」「75」で失速。通算1オーバー69位と不本意な結果で終えた。試合出場のなかった1週間で、ショットやグリーン周りを重点的に調整。「グリーンでも、段が違うと難しかったり、難しいところがたくさんあるので、パッティングの距離感や読みはかなり大切になってくると思います」と今週のキーポイントを挙げる。

“東洋のハワイ”とも称されるリゾート地。「海が近いので、行ってみてもいいかなと思ったり。あとは中華料理、私はスーラータンがすごく好きなので、もう2回食べました」と雰囲気を満喫しながらも、意識の中心にはもちろん本業がある。「4日間しっかり戦えるように、1日1日、やるべきことをやっていきたい」と力を込めた。

前週「HSBC女子世界選手権」で、単独首位で迎えた最終日に1バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「75」をたたき、8位で終えた古江彩佳。2週前のタイからシンガポール、中国とアジア各地を飛び回りながらの連戦に「きのうの練習ラウンドの日(5日)までは疲れがたまりながら、というのはあった」と正直に明かす。

疲れをにじませながらも、自身初の中国での試合ということもあり「中華料理は基本的には大好きなので、たくさん食べられたら」。ご当地グルメで英気を養う。「きょうでだいぶ(体調が)戻ってきたので、あすからの試合は大丈夫かなと思う。今週もしっかり集中して、また上位争いができるように頑張りたい」と気合を入れた。

「元気です!」と力強く話すのは、前週の最終日に「66」をマークしてツアー自己ベストタイの3位に食い込んだ西村優菜。8位に入った昨年10月「ビュイック―」以来の訪中は「毎日、食事も楽しみながらできています」。古江と同じく3週連続での出場だが、疲労の色は見せない。

自身のコンディションについて「ショットもパットも心地良い感じというか、あまり違和感なく振れているかなと思います」と分析した。

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