所在不明の金は1,800万円近く 現金着服した疑いでシルバー人材センター前事務局長を逮捕=静岡県警

焼津市シルバー人材センター(静岡県焼津市)で、現金約100万円を着服したとして、窓口で会計を担当していた男が逮捕されました。このセンターでは約1,800万円の所在が分からなくなっていて、警察は余罪について調べています。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、焼津市シルバー人材センターの前・事務局次長の男(55)です。

警察によりますと、前・事務局次長の男は2020年7月から12月にかけて、センターに仕事を発注した人が支払った現金を、40回にわたって、合わせて100万円ほど着服した疑いが持たれています。

焼津市シルバー人材センターによりますと、男はこのセンターで長年、お金を窓口で受け取る役割をしていたということです。

着服は、センターの内部監査で発覚。2017年度から2020年度にかけて、発注者から支払われたはずの料金のうち、1,793万円が口座への入金が確認されておらず、センターはすでに男に対して、損害賠償を求める訴訟を起こしています。

警察は余罪についても捜査を進めています。

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