「人口減少は復旧の担い手不足に・・・」 能登半島での支援活動を報告 盛岡市で「いわて防災サミット」 13年前との違いも実感

能登半島地震から防災を考えます。被災地支援のため現地で活動した人などをゲストに招いた「いわて防災サミット」が6日、盛岡市で開かれました。

このイベントは東日本大震災から13年となるのを前に、元日に発生した能登半島地震のケースから改めて防災について考えようと岩手日報社が県民を対象に開いたものです。
イベントでは石川県の合わせて6つの市と町で排水を再利用できる機械の設置し水の支援を続けている北上市のガス会社「北良」の笠井健社長が講演しました。笠井社長は被災地の復旧・復興の担い手が足りないと、感じたということです。

(北良 笠井健社長)
「いま人口減少していますよね、岩手でも。実は復旧にかかわる人も減っているというのを13年前から比べて感じる。これから起きる災害はもっと復旧が長くなるということでもある」

このほか避難所で炊き出しを行った団体の代表や災害救助犬とともに被災地に入った女性の活動報告が行われ、会場に集まった人たちは真剣な表情で報告に耳を傾けていました。

またきょうはイベント会場で能登町の「おぼろ昆布」など石川県の特産品の販売会も行われ、買うことで被災地を支援しようと訪れた人が次々と購入していました。

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