ReoNa「もう会えない大切な人に思いを馳せる。そんな気持ちに寄り添える作品」ニューシングル『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』に込めた想い!

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
3月2日のゲストはReoNaさん!
ニューシングル『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』について伺いました。

表題曲の『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』はTVアニメ「シャングリラ・フロンティア」第2クールエンディングテーマ。実はラジオ初解禁は「ふぁんも」でした。「リリースのたびにたっぷりお話をお届けさせて頂いたり、アニメに寄り添わせて頂いたお歌をたくさん流して頂いたり、ぜひファンのリスナーのみなさんに真っ先にお届けしたいなと思ってお願いさせて頂きました」

ReoNaさんの想いが詰まった表題曲。なぜタイトルに「ガジュマル」を選んだのでしょうか?「この楽曲の歌詞の元になったのが今は亡き祖父に宛てた手紙で、祖父との思い出の中に家にあったガジュマルの木が記憶のモニュメントとして大きくあって。帰省するたびに何年経っても、あの木陰にいるような気がしちゃう。そんな記憶を象徴するもののひとつとしてガジュマルとつけさせて頂きました」

MVにも楽曲を象徴する存在としてガジュマルの木が登場しています。「『シャングリラ・フロンティア』という物語の想い、心情の部分に凄くインスピレーションを受けて曲を作らせて頂いて。作品に登場するセツナとウェザエモンっていうキャラクターがいるんですけど、彼ら彼女たちの物語に思いの部分で寄り添わせて頂いて、こういう絵になったのは改めて凄く大切なシーンを託して頂いたなと思いました」

レコーディングでの感情の乗せ方、表現の仕方はどうたったのでしょうか?「思い描くあなたもいるし、頭の中で情景みたいなものは浮かべやすかったですね。レコーディング・ブースを真っ暗にして、自分の世界に入らせて頂いて歌いました」

カップリングの2曲目はReoNaさんの決めゼリフともいえる印象的な言葉がタイトルになった『じゃあな』。「実は曲にしようという気持ちはなくて。ただずっと大切にしてきた言葉、言い続けてきた言葉で、作曲/編曲/作詞家の毛蟹さんが曲の種みたいなものを作って下さって。『じゃあな』って曲にしていいんだと思わせてもらいました」

歌詞を読んだReoNaさんの印象は「ライブの中で言い続けてきた、ライブから生まれた言葉でもあったので、どうこの曲が伝わるかな?どんなこと伝えたいかな?音楽っていう場所に逃げてきている人たち、逃げてきたから会えた人たちに、どんなこと伝えようと思って歌詞が出来上がったので、ライブはもの凄くイメージできましたね」

初回生産限定盤と通常盤に収録している『不良少女白書』のオリジナルは、さだまさしさん。ReoNaさんはなぜカバーしようと思ったのでしょうか?「以前からさだまさしさんの楽曲を制作チームのディレクターにお勧めされていたんです。歌詞にある『人には黒く見えるカラスが自分には白く見えてしまう』という一節にシンパシーを感じて、ぜひこの曲のメッセージをReoNaの声で歌わせて頂きたいなと思ってカバーしました」

さらに「ふぁんも」で初解禁した『3341よ』についても伺いました。「曲の大枠や歌詞が出来てきた中で、この曲の中の主人公が持つ天邪鬼さや素直に言えない想いをどうタイトルで表現しようとなった時に数字にするっていうアイディアが出て。みんなで“それだ!”って。楽曲が出来た時にアニメーションでミュージックビデオ作りたいなと思って、イラストレーターの津島ソラさんにお願いしました。切なく心がキュッとなるような曲を絵と一緒に見ると、違う解釈も生まれてきたりするのかなとか、いろいろ考える余地ができる MVを作って頂いたなと思っています」

5月にはデビュー5周年を締めくくるツアー。10月20日の東京ガーデンシアター公演は誕生日当日開催と楽しみな予定が詰まっているReoNaさん。ニューシングル『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』はReoNaさんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「別れが大きなテーマになった作品です。何ひとつ後悔のない別れは難しいと思うのですが、それぞれの抱える別れの後悔だったり、もう会えない大切な人に思いを馳せる。そんな気持ちに寄り添える一作であったらいいなと思います」

© 株式会社文化放送