店員の接客態度にイラっとすることって時々ありますよね。今回は筆者がコスメカウンターで実際に経験したエピソードをご紹介します。
夫「クリスマスプレゼントに買ってあげる」
ずっと使ってみたかった高級基礎化粧品。今年はクリスマスにお得なコフレが発売されるとのこと。でも「主婦の私には贅沢すぎるよな〜」と、私は美容雑誌を眺めながらため息をついていました。
それを見ていた夫が突然「これクリスマスプレゼントに買ってあげよっか？」と言ってきたので、私はビックリ！ さっそく夫の言葉に甘えて、2人でデパートのコスメカウンターへ向かいました。
クリスマスコフレが在庫切れ
しかし、私が狙っていたコフレは、現在売り切れで入荷待ちでした。そこで店員にいつ入荷するのかを尋ねると、来週の月曜日とのこと。直接店舗で購入したい派の夫は、平日だとデパートに行く都合がつきません。
そこで夫は「他の店舗に在庫はありますか？」と店員に聞きました。すると店員は少し焦りながら「少々お待ちください」と言って、パソコンで他店の在庫を調べ始めました。
「近くの店舗には在庫がございます」とのことだったので、「ではそこで買います」と夫が即答。これで一件落着かと思ったのですが……。
別の店員の登場で嘘発覚！
「すみませんお客様！ 1つだけ在庫があります！」急にコスメカウンターの奥から、別のベテランらしき店員が登場。 最初に対応してくれた店員は「ヤバい……」と思ったのか、そそくさと奥に消えていきました。
一方的に購入の方向へ話を進めようとするベテラン店員。私たちと話をしている隙に、こっそり商品が入っている引き出しを開けました。
引き出しの中身を見た私と夫はビックリ！ なんと、入荷待ちのはずのコフレがズラッと並んできたのです。販売日を分散することで、売り上げの調整をしていたのでしょうか。
さらに、私たちが何も見ていないと思ったベテラン店員は、満面の笑みでこう言ったのです。
「奇跡的に1つだけあって良かったですね！ わざわざ他店舗に行かなくて済みましたね！」
この時点で「他に客を取られたくないんだな」と私はピンときました。
ベテラン店員の対応にイラっとした夫。「嘘つきのところでは買いたくない」とズバっと言うと、ベテラン店員の顔は真っ青に。私たちは「もういいです」と言い残し、他店舗へ向かったのでした。
販売ノルマなど、消費者には分からない店側の都合もあるのかもしれません。しかし、客にバレバレな嘘をつくなんて、信用問題に繋がりますよね。ノルマなどが大変なのもわかりますが、「もうその店舗には行きたくないな」と個人的に思ってしまう出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：花澤ひかる
