災害時の大規模停電を想定 信号機の復旧訓練 宮城・登米市

災害時の大規模停電を想定した信号機の復旧訓練が、宮城県登米市で行われました。地元の建設会社が所有する発電機を電源として活用します。

登米警察署は、東日本大震災で大規模停電が発生した教訓を踏まえて災害時に地元の建設業者15社と発電機を提供してもらう協定を結んでいます。

訓練は登米市全域で停電が発生した想定で行われ、現場に駆け付けた警察官が手信号で交通整理に当たりました。

建設業者が発電機を運び込むと、警察官と連携して停電で消えた信号機を復旧させるまでの流れを確認しました。

大規模停電時には、警察と建設業者の発電機計20台が信号機の復旧などに使われるということです。

工藤建設工藤清彦社長「市民の生活の安全安心をつくるため、交通網の支障をきたさないよう更に訓練を実施していきたいと考えています」

登米警察署池田秀明交通課長「業者さんと今後も訓練を重ねて協力をいただいて、(大規模停電時)交通秩序の維持に当たるということに努めてまいりたいと思います」

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