「順位なんてどうでもいい」レイカーズは下位シード濃厚もデイビスは意に介さず「何が起きるかわからないのは昨季証明した」<DUNKSHOOT>

現地時間3月5日(日本時間6日、日付は以下同)を終えた時点で、ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンス9位の34勝29敗(勝率54.0%)。8位のダラス・マーベリックスとは0.5ゲーム差、プレーオフにストレートインできる6位のフェニックス・サンズとは2.5ゲーム差離れているが、残り19試合ということを考えれば、まだ巻き返すことは十分に可能だろう。

とはいえ、このままの順位でいけば昨季と同様、ポストシーズンに進むためにはプレーイン・トーナメントに臨まねばならず、もし勝ち抜けたとしても与えられるスポットは第7or8シード。ファーストラウンドの相手は第1or2シードと厳しい戦いが待ち受けているが、アンソニー・デイビスはシード順位について「まったく気にしていない」という。

「シード順位なんてどうでもいい。昨季証明したように、そんなことはまったく問題じゃないんだ。プレーオフに進みさえすれば、何が起こるかわからない。このマッチアップがいいとかあのマッチアップがいいとか、そういったことは考えない。(プレーオフに)出場して、それから相手に向かって行くだけだ」
デイビスが言うように、昨季のレイカーズはプレーインを経て第7シードでポストシーズンに臨みながら、ファーストラウンドでは第2シードのメンフィス・グリズリーズを、カンファレンス準決勝では同じく1回戦でアップセットを果たした第6シードのゴールデンステイト・ウォリアーズを撃破。カンファレンス決勝でのちの王者となるデンバー・ナゲッツにスウィープされたものの、シード順位なんて関係ないということを証明したと言えるだろう。

はたして今季もレイカーズは、大舞台で快進撃を見せることができるのか。レブロン・ジェームズやデイビスといったスーパースターが揃っているだけにその可能性も十分だが、そのためにはまずプレーオフに進まなければ話にならない。残り19試合、どこまで順位を上げられるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

© 日本スポーツ企画出版社