安く済む上に準備も楽なので、毎日「マグロのたたき」丼を食べています。外食の同メニューと比べたらかなりコスパはよいですよね?

自宅でマグロのたたき丼を食べる場合の費用

マグロのたたき丼の主な材料は、ご飯とネギトロです。ネギトロとは、マグロのトロもしくは中落ちやすき身をたたいたものを指します。マグロのトロは高価ですし、中落ちやすき身などを用意するのも大変です。自宅で手軽にマグロのたたき丼を味わうなら、スーパーマーケットでネギトロを購入したほうがよいでしょう。

複数の大手ネットスーパーで調査したところ、1パック(100g前後)のネギトロの平均価格は約459円でした。1パックで2人分のマグロのたたき丼を作るとすると、1人前の費用は約230円となります。

茶わん1杯(150g)に必要な精米は約65gといわれていますが、今回は丼ものということもあり、1食で80gの精米を使うこととします。総務省が公表する「小売物価統計調査(動向編)2024年1月」によると、うるち米(コシヒカリ以外)の東京都区部小売価格は5キロあたり2283円です。1キロあたりの価格は約457円、10gあたりの価格は約4.6円となります。

つまり、マグロのたたき丼のご飯にかかる費用は約4.6円×8=約36.8円です。ネギトロの価格とプラスすると、約230円+約36.8円=約266.8円となります。しょうゆやわさび、刻みのりなどをプラスしても300円前後で済むでしょう。自宅で1日1食マグロのたたき丼を食べる場合の月額費用は、300円×30日=約9000円です。

外食でマグロのたたき丼を食べる場合の費用

マグロのたたき丼は、牛丼チェーン店やファミリーレストランなどでも気軽に味わえます。牛丼チェーン店やファミリーレストランなどを調査したところ、マグロのたたき丼の平均価格は約860円でした。毎日外食でマグロのたたき丼を食べる場合の月額費用は、約860円×30日=約2万5800円です。

自宅で毎日マグロのたたき丼を食べると、外食と比較して約1万6800円の節約になります。

マグロのたたき丼を手軽に作る方法

時間に余裕がある方は、市販のネギトロを使用せずに自分で作ってもよいでしょう。中落ちやすき身などの部位が手に入りにくい場合は、赤身にマヨネーズを加えるとネギトロに近い味わいになります。

総務省が公表する「小売物価統計調査(動向編)2024年1月」によると、まぐろの東京都区部小売価格は100gあたり525円です。市販のネギトロを購入したほうが安く済む可能性が高いものの、鮮度がよく自分好みの食感や味に仕上げやすいでしょう。

食生活は栄養バランスが重要

自宅で毎日マグロのたたき丼を食べると、外食の同メニューと比較して約1万6800円の節約になります。準備や後片付けなどの手間を考慮しても、自宅で作ったほうがお得だと考える方もいるでしょう。ただし、毎日同じものばかりを食べていると栄養が偏る可能性があります。1つのメニューに固執せず、さまざまなメニューをバランスよく食べることをおすすめします。

出典

政府統計の総合窓口 e-Stat 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編) 月次 2024年1月

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

© 株式会社ブレイク・フィールド社