美容室でカットもカラーも大失敗! 「返金」はしてもらえるのでしょうか?

美容室でカットやカラーを失敗された! 返金はしてもらえる?

美容室でカットやカラーの施術を依頼したとき「イメージと仕上がりが違う」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。場合によっては「希望よりも短くカットされて気に入らない髪型にされた」「カラーに失敗して髪の毛が傷んだ」というケースもあるかもしれません。このように、仕上がりに不満がある場合、美容室に返金を求めることはできるのでしょうか。

結論からいうと、返金に応じてもらえるかどうかは基本的に美容室次第といえます。仕上がり状況によっては返金に応じてくれるケースもあれば、やり直しとなるケースなど、対応はさまざまです。

なお、返金に応じてもらえる可能性が高いのは、客観的に見て明らかに不自然だったり、髪の毛が傷んでいたりするケースが挙げられます。反対に、上記のように明らかな失敗と判断することが難しいケースは「主観的な問題」として、返金に応じてもらうことが難しい可能性があるでしょう。

美容室の失敗で返金交渉が難しいケース

返金に応じてもらうことが難しいケースとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。ここでは、代表的なケースを紹介します。

・希望やイメージと異なる場合

事前に伝えた通りの髪型にならなかったというケースでは、基本的に大きな損害が生じたとは評価されにくいでしょう。そのため、返金などに応じてもらうことは困難といえます。美容師は希望通りの髪型になるよう施術する必要があります。とはいえ、希望はあくまでも抽象的なものです。

お客さんの頭の形や髪質などの条件によっては希望通りに施術することは難しく、求める結果にならないこともあります。そのため、お客さんが希望した髪型にするための合理的な方法を採用して施術を行っていれば、債務不履行に基づく責任は負わないと判断される場合があります。

・依頼内容があいまいな場合

人によってはイメージを具体的に伝えずに「仕上がりはお任せします」など、美容師に対してあいまいな依頼をするケースもあります。このように明確な依頼を行っていない場合、返金に応じてもらえる可能性は低くなるでしょう。

美容室の失敗で返金交渉する場合のポイント

カットやカラーの仕上がりに納得がいかない、明らかに美容室側に過失があるなどの場合は、返金交渉する手もあります。ここでは、返金交渉する場合のポイントを紹介します。

・カットの失敗は1週間以内に相談する

もしカットの失敗で返金交渉する場合は、1週間以内に美容室に相談することが大切です。カットした日から時間がたち過ぎると、髪の毛の状態を判断しにくくなります。なるべく早い段階で連絡を入れましょう。

・髪の毛の状態を確認してもらう

可能であれば直接美容室に来店し、髪の毛の状態を確認してもらうことがおすすめです。失敗された部分やその失敗により困っていること、本来の希望と違う点をきちんと説明しましょう。美容室に直接行くことが難しい場合は、写真を撮ってメールなどで送り、状態を確認してもらう方法もあります。

美容室で失敗されて困っている場合は早めに相談してみよう

美容室でカットやカラーを依頼したものの、思い通りにいかないケースは意外と多いものです。美容室によって失敗があった場合に返金に応じるかどうか、対応はそれぞれ異なります。

もし、明らかに仕上がりが希望と違う、失敗されたなどの悩みがある場合は、美容室に相談してみることも一案です。その際は、なるべく早い段階で相談する、実際の髪の毛の状態を確認してもらうなどの点を意識するようにしましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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