春休みなどでトッテナムのホームゲーム観戦を予定している方は必読だ。いわゆるマッチデーをどう過ごせば貴重な1日を有効活用し、満喫できるか。トッテナムを追い続けるロンドン在住のユーチューバー、はしけん氏にとっておきの観戦術をガイダンスしていただく。
―――◆―――◆―――
まず、絶対に見てもらいたいのがスタジアム近くのケインの壁画ですね。昨年5月に完成し、人気の観光スポットになっています。すぐに本人のバイエルン移籍が決まってしまったのは皮肉でしたが、もちろん今でもファンに愛される偉大なレジェンドの姿を写真に収めてください。
初めてのロンドンなら、スタジアムへは「セブンシスターズ」駅を利用するのがお薦めです。徒歩で30分くらいかかりますが、途中から歩行者天国になっていて、地元のファンも多く歩いているので、気分が上がりますよ。
歴史あるロンドンの街並みも堪能できますし、途中には公衆トイレをリノベーションしたパブなどユニークなスポットもあったりして、つい時間を忘れさせるんです。
マッチデーと言えば、もちろんパブを抜きには語れません。内装もスパーズ仕様になっている店が個人的な好みで、よく行くのは『ブリックレイヤーズ(The Bricklayers)』です。天井には歴代のタオルマフラーが飾られ、グッとテンションが高まります。
【PHOTO】世界でもっとも美しいWAG! ジンチェンコの超美人妻、ヴラダ・セダンの厳選フォトを一挙公開!
パブではありませんが、『マザー・ハバーズ・トッテナム(Mother Hubbard’s Tottenham』というフィッシュ&チップス専門店も、選手の写真で店内が埋め尽くされていて、サポーター人気が高いです。
2019年に完成した最新鋭のスタジアムの一番の特徴は、サッカースタジアムでは初となるクラフトビールの醸造所と、自動でビールが注がれるサーバーが導入されていることでしょう。
コンコースには巨大なパブがあり、それもあってか他のスタジアムに比べて観客の入りが早いですし、試合後に一杯ひっかけているファンも多いですね。私もユーチューブの撮影で早めに会場入りするので、よく利用しています。
クラフトビールの醸造所が直営する近隣のパブも大人気で、スタジアムから一番近い『ビーバータウン・コーナー・ピン(Beavertown Corner Pin)』は、水色とオレンジに配色されたポップな外観が特徴的で、マッチデーは常にサポーターで溢れ返っています。
案内人●はしけん
【案内人プロフィール】
相方のナフィーさんと「ナフィケンフット」というコンビ名でサッカー系ユーチューバーとして活動中。もともと熱狂的なトッテナムのファンで、22年10月に「人気者になりたい」という一心でロンドン行きを決意。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2024年2月1日号より転載