横浜FCユーリ 強敵・山形戦へ闘志「相手陣地でのプレーにフォーカス」

山形戦に向け調整する横浜FCのユーリ=保土ケ谷公園サッカー場

 J2横浜FCは6日、横浜市保土ケ谷区の保土ケ谷公園サッカー場で全体練習を公開した。季節外れの冷たい雨の中、気を吐いていたのがMFユーリ・ララ(29)だ。今季初スタメンとなった前節大分戦で手応えをつかみ、「開幕戦から修正していいリズムでチャンスもつくれた。このテンポを続けていくことが大事」と力を込めた。

 開幕の山口戦では後半39分からの出場となったが、大分戦では序盤からフルスロットル。果敢なボール奪取と攻撃参加は健在で、「しっかりゲームをコントロールすることが求められていた。開幕戦よりも相手にチャンスを与えずに自分たちが支配して進められたのではないか」と笑みを浮かべた。

 昨季は26試合で3ゴール。メンバーは多少入れ替わったが、前年の継続路線を打ち出すチームにあって「戦い方は定着している」。ボランチとして求められる役割も熟知しており、「ビルドアップ(攻撃の組み立て)のときやボールを持ったときの動きはさらに良くなっている」と自信をのぞかせる。

 次節は計6得点で開幕2連勝と波に乗る山形戦(9日午後2時・ニッパツ)。アグレッシブなブラジル人MFは「強敵だが、大分戦のようにコンパクトな陣形を保ち、相手陣地でプレーすることにフォーカスして勝てるように頑張りたい」と寒さを吹き飛ばすほどの闘志を燃やした。

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