「札幌第一高校」入試問題の"流用"が発覚…学校側は公平性に欠けるとして問題文が誤っていた2問を含めた16点を全ての受験生に加点

2月に行われた札幌第一高校の一般入試の問題で、三重県の公立高校の入試問題を流用したうえ、複数の問題文に誤りがあったことが分かりました。こちらの2つの理科の問題。同じイラストがあるなど、うり二つです。

実際の入試問題

画面左が三重県の公立高校の昨年度の入試で出された問題。画面右は札幌第一高校の問題です。「(問題を)流用したと捉えられるものを出すということを想定していなかった。言葉を失った」(札幌第一高校 八木和彦 校長)

札幌第一高校 八木和彦 校長

札幌第一高校は3月6日、2月20日に行われた一般入学試験の理科の"大問6"のほぼすべての問題が、三重県の公立高校の問題のコピーだったと認めました。高校によりますと、入試翌日に学習塾から指摘があり、問題を作った教員は「過去の問題を流用し合っている大学と、高校も同じと拡大解釈した」と話しています。

札幌第一高校

札幌第一高校は「問題の流用は違法ではないが公平性に欠ける」として、問題文が誤っていた2問を含め、合わせて16点をすべての受験生に加点しました。

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