かに籠漁船2隻が衝突 1隻が航行不能でけが人1名も命に別状なし 島根・隠岐の島北方海域で巡視船が現場に急行

6日夕方、島根県隠岐の島の北方海域で、かに籠漁船2隻が衝突する事故がありました。この事故で、新潟県の漁船に乗っていた乗組員1人がけがを負ったということですが、命に別状はないということです。

衝突したのは、新潟県新潟市のかに籠漁船「第八十八眞盛丸」と島根県出雲市のかに籠漁船「第六十八かがみ丸」です。

第八管区海上保安本部によりますと、6日午後4時10分ごろ、島根県の隠岐の島から北北東に約110キロ離れた海域で漁をしていた「第八十八眞盛丸」から境海上保安部に「付近航行中の漁船『かがみ丸』と衝突した。衝突の影響で航行不能であり、また、けが人が1人いる」との通報があったということです。

通報を受け、第八管区境海上本部所属の巡視船「きそ」が、現在、現場に急行しています。

2つの漁船の乗組員のうち、「第八十八眞盛丸」の乗組員1人が打撲の疑いがあるということですが、命に別状はないということです。

また、油の流出は確認されていません。

午後6時時点の、現場周辺の天候はくもり。

視界は良好ということですが、北の風8~10メートル、波の高さ2~3メートルでしけている状況だったということです。

第八管区海上保安本部は、なぜ2つの漁船が衝突したのかなど、詳しい調べを進めています。

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