結婚報告を受けた後、友人に【お祝い】を渡したら傷つけた!? → 友人はガチ泣き、地獄の空気に──!

良かれと思った気遣いが、裏目に出ることってありますよね。私は知人に結婚祝いを渡したことから、地獄の空気を作ってしまいました。今回ご紹介するのは、私が実際に体験した「知らなかった」じゃ許されないこともある、と学んだエピソードです。

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取引先の女性に結婚祝いをプレゼント

A子は取引先の女性で、年に数回ほど食事をする間柄でした。同年代で話が合うけれど仕事上の都合もあるため、ゆるいつながりの友人関係です。
あるとき、A子から「数か月後に結婚する」と結婚報告をされました。でも、結婚式に呼ばれるほどの親密な関係ではありません。
その場でお祝いの言葉をかけたけれど、言葉だけではちょっと寂しいなと思った私。
結婚後しばらくして落ち着いた頃に食事に誘い、ちょっとした結婚祝いを渡すことにしました。

結婚祝いを渡すと?

A子も私もお酒を飲むため、時間が経つとグダグダになる可能性がありました。私は飲食店で席についた直後にプレゼントを渡すことにしたのです。
「結婚おめでとう! ささやかだけど、お祝いの気持ち。受け取って」とA子にお祝いを渡すと、彼女は涙目になり、次第にガチ泣きになっていきました。
最初は嬉し泣きかな? なんてのんきに思っていましたが、それにしては泣き方がシリアスです。
「どうしたの!?」と戸惑う私に、A子は声をつまらせながら理由を教えてくれました。

ガチ泣きの理由とは?

A子は「色々あって結婚直後に離婚したの」と告白したのです。価値観の違いにより、スピード離婚したのだとか。
そんなことは全く知らなかった私は真っ青に。慌てて「ごめん!」と謝ると、「こっちこそごめんね。お祝いしてくれたのに……」と消えそうな声で謝罪返しするA子。
食事会は始まったばかりなのに、地獄の空気に突入したのです。
せめて「結婚生活は楽しい?」と、ワンクッションおいてからお祝いを渡すべきだった、と反省しました。

忘れられない飲み会に

その後は、「今日は飲もう!」と空元気を出して飲む→「ひどい男に騙された」と絡み酒→「私の何がいけなかったの!?」と泣きじゃくると、フルコンボ。
色んな意味で記憶に残る食事会になったのです。
ちなみに、私が用意していたお祝いは「せっかくだから」と、A子が持ち帰ることになりました。
中身はペアのタオルと縁起がいいモチーフのお菓子でしたが、彼女は使っているのだろうか……。渡して正解だったのか、今でもわかりません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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