東北新幹線オーバーラン原因は雪の影響か 福島県内各地で積雪

6日夜から7日朝にかけて福島県内は広い範囲で湿った雪が降り、鉄道のダイヤが乱れるなど各地で混乱が見られました。JR東北新幹線では、6日朝、郡山駅で雪が原因とみられるオーバーランが起きた影響で乗客3万人以上に影響が出ました。

南岸低気圧の影響で、6日夜から湿った雪が降り続いた県内。
7日午前7時半ごろ線路が雪で覆われた郡山駅の映像には勢い良く東北新幹線が入ってきます。下りのつばさ121号です。

JR東日本によりますと、この列車は郡山駅に到着する際、所定の停車位置をおよそ500メートル通り過ぎて停まりました。

このオーバーランは雪が原因とみられています。
この影響で東北新幹線は一時、上下線で運転を見合わせダイヤが乱れました。

【関根佑記者】 「JR郡山駅です 新幹線がオーバーランした影響で改札口の周辺には払い戻しを求める乗客や、問い合わせをする乗客であふれかえっています」

【福島駅から郡山駅に来た人】 「(JR福島駅の)改札口の前で待ってたんですけど人が多すぎてホームには入れない感じだった 気温も下がっているので凍えるくらい寒かった」 【東京に行く予定だった人】 「午前中無理なのかなと思って、払い戻ししようとしているが払い戻しもすぐできないので、時間無駄なので夜また(郡山駅に)来ようかなと思う」

オーバーランした列車は約1時間半後、所定の位置に戻るためにバックで郡山駅に戻りました。

東北新幹線は6日午前9時50分に運転を再開しましたが、山形・秋田新幹線とあわせて30本が運休。あわせて45本に最大151分の遅れが発生し、約3万2500人の利用客に影響が出ました。

またこの雪で、在来線では木や竹が倒れる被害などが相次ぎ、東北本線や水郡線、常磐線などの一部の区間で、一時運転を見合わせたため、いまも一部でダイヤが乱れています。
白河市では朝から雪かきに追われる人の姿が見られました。
通勤中の人きょうオリエンテーションが会社であったのでそれに向かっていたんですけど電車が止まってしまったのでここで待っている状況ですね大変ですよね
6日午後3時までの24時間に降った雪の量は湯本で18センチ、白河で16センチなどとなっています。
気象台によりますと、7日の福島県内は次第に高気圧に覆われて曇りや晴れとなる見込みですが、今夜からあす朝にかけては路面の凍結などに注意するよう呼びかけています。

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