広島・福山市のスーパー強盗事件で工員3人を逮捕 同じ勤務先の知人か

去年12月、広島県福山市のスーパーマーケットで現金が強奪された事件で、警察は6日までに男3人を逮捕しました。

強盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、いずれも工員で、▽福山市今津町に住む29歳の男▽フィリピン国籍で尾道市新高山に住む28歳の男▽住所不定で52歳の男(=その後、処分保留で釈放)のあわせて3人です。

警察によりますと、3人は去年12月19日午後8時半前、福山市瀬戸町のスーパーマーケットに侵入し、レジカウンターにいたアルバイト従業員の男性(20)に包丁を突きつけ、「お金を出してください」と言って脅し、レジから現金およそ52万円を奪い取った疑いが持たれています。

調べに対して▽29歳の男は「沈黙します」▽28歳の男は「やりました」▽52歳の男は「たぶん僕じゃないと思います」と供述しているということです。

事件当時、現場近くの防犯カメラには、2人組の男が駐車場に止まっていた軽乗用車の後部座席に乗り込み、逃走する様子が映っていて、警察はこの映像などから3人を割り出したということです。

3人は同じ勤務先の知人で、事件当時は52歳の男が運転手役、残る2人が実行役を務めたとみられています。

警察は、凶器として使われ、店内に残されていた刃渡りおよそ20センチのハム切り包丁や、逃走に使われた軽乗用車を発見・押収するなどしていて、事件の詳しいいきさつや3人の動機を捜査しています。

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