社内不倫が同僚にバレました… 嫉妬に狂った同僚の「SNSを使った復讐」とは【後編】

同僚に後ろめたさを感じる日々

「永瀬さんとは、職場では今まで通り上司と部下という立場で接していましたが、1~2週に1回くらいの頻度で食事をして、ホテルに行くような関係になりました。同僚の優美さんからは、相変わらず永瀬さんについての話題を振られるんですが、私としてはちょっとだけ後ろめたい気分でしたね。
今まで一緒になって盛り上がっていたのに、愛想笑いだけで返してしまうことも増えて…。対応が素っ気なくなってしまい、申し訳ない気持ちもありました。すると、あるときから急に、優美さんの私に対する態度が冷たくなったのです」

知らない人のSNSに息子の写真が…

「私が優美さんに話しかけても、聞こえないふりをするんです。もう一度声をかけると反応してくれます、最初は必ず無視をされました。
明らかに違和感を覚えるようになった日から数日後、家に妹が遊びに来ました。そこで妹がスマホを取り出し、『こんなの出てきたんだけど』と画面を見せてきたんです。それは誰かのSNSのアカウントの投稿で、画面には子どもの写真が表示されていました。
モザイクはかけられていましたが、それはどう見ても私の息子。書き込みには、“不倫をしている同僚の息子”とありました。遡って見てみると、ほかにも“上司と不倫している同僚がいる”“家庭があるのにほかの男性と遊んでいるヤバい人”などの投稿がありました」

SNSに投稿した人物の正体

「SNSへの投稿が誰のものなのか、私はすぐに分かりました。最近のおかしな態度から察するに、投稿主は優美さんです。優美さんが裏アカを作って投稿しているに違いないと思いました。
このままではマズいと思い、とりあえず優美さんに連絡。二人で会って話がしたいと伝えると、その日のうちに会う約束が取れました。カフェで待ち合わせて、SNSの件を切り出すと、優美さんは自分のものだと認めました。
あるとき、私と永瀬さんが一緒に歩いている姿を見て、これまでの私の反応などから関係を察したとのこと。私もここまでの経緯を正直に伝えました」

同僚の主張する“推し”のルール

「私は、『さすがに子どもの写真をSNSに載せるのは違うのでは…』と訴えました 。すると優美さんから、『先にルール違反をしたのはそっちでしょう』と返されました。不倫がどうというより、“推し”に対するルールを破ってしまったことに怒っているようでした。
優美さんから、『本当は会社に伝えるつもりだったけど、それは永瀬さんに迷惑がかかるからしない』と泣きながら言われました。私は『仕事はやめる』と伝え、『永瀬さんとももう会わない』と約束。しばらくして、SNSの投稿が削除されたのでホッとしましたね。
永瀬さんに対しては、優美さんの件に関しては触れず、『事情があって仕事を辞めるから関係を終わりにしたい』と伝えました。永瀬さんには引き留められましたし、仕事を辞めても関係は続けたいとも言われましたが、断りました。職場では今もきっと、優美さんは変わらず永瀬さんのことを見守っているのかもしれません…」

“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。
不倫関係になることを誘った男性にも十分に責任があるはずですが、同僚にとっては明世さんを許せない気持ちが大きかったようです。何にせよ、社内不倫で職場に迷惑をかけることはやめてもらいたいものです。

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