「掃除機はNG」「床掃除は朝1番に」…花粉を寄せ付けない暮らしのHOW TO

暖冬だった2024年は花粉も早く舞いはじめました。できる限り花粉を寄せ付けない暮らしをしたくても、忙しいとなかなか対策まで手が回りません。そこで今回は、忙しい人でもできる花粉対策をご紹介します。

暖冬だった2024年は花粉が早くから飛び始め、すでに花粉症の症状が出ている人も多いようです。できる限り花粉を寄せ付けない暮らしをしたいけれど、忙しいとなかなか対策をしている余裕もありませんよね。 今回は忙しくてもできる花粉対策をご紹介します。

服や髪に花粉を付着させない

外出すると、着ている服や髪に花粉が付着します。これを付けたままだと吸い込んでしまったり、家の中に持ち込んでしまったりします。 そのためまずは、できる限り花粉が付着しづらいウインドブレーカーのようなツルツルした素材のものを着用するようにします。帽子もニットではなく、ツルツルした素材のものを選べば付着しづらくなります。 洗濯時は柔軟剤を使うようにしましょう。「衣類の花粉をブロック」とパッケージに書かれているものもありますが、基本的に衣類用の柔軟剤は全て静電気防止効果があります。使うとおのずと花粉が付きづらくなりますよ。

洗濯時に柔軟剤を使うと衣類に花粉が付着しづらくなる

洗濯物を外に干さない

花粉を寄せ付けたくないのなら、洗濯物は外に干さないのが大前提です。洗濯乾燥機があれば簡単ですが、ない場合は室内で干すか、コインランドリーを利用するようにします。 室内で干す時は、除湿機や扇風機などを当てることで早く乾かすことができますが、手間がかかると感じる人もいるかもしれません。自宅近くにコインランドリーがあるようだったら、洗濯だけは家でやり、乾燥はコインランドリーを利用するという方法もいいでしょう。

床掃除は朝1番で! 掃除機はNG

ホコリや花粉はとても軽く、人の往来がある日中は空中に舞っています。そのため、一気に掃除するのなら朝1番が最適。夜間に床まで落ちたホコリや花粉が再び舞い上がらないよう、人が動き出す前に行いましょう。 また、排気で花粉が舞ってしまうので、花粉対策に掃除機はNGです。せっかく床にたまっている花粉を舞い上がらせないように、シートタイプのフローリングワイパーを使うようにしましょう。最近では100円ショップでも、除菌タイプや抗アレル剤配合のものが販売されています。

ダイソーで買えるウェットタイプのシート 各110円(税込)

さらに、ロボット型の掃除機がありタイマーでセットできるようであれば、人が起きてくる前に終わるように設定して運転させると効果的です。

窓から花粉が侵入しないようにする

花粉のことを考えると窓は閉めておきたいものですが、春は気持ちいい季節でもあるので外気を取り入れたいという人も多いでしょう。 最近では花粉を通さないカーテンも発売されています。ただしカーテンの場合、風でカーテンがめくれると花粉も入ってきてしまうので、とめ具を使うなどの対策が必要です。 網戸に貼るタイプの網戸用花粉フィルターもあります。外は見えづらくなりますが、光と風は取り入れてくれ花粉はカットしてくれます。取り付けも両面テープで貼るだけなので簡単です。

網戸用花粉フィルターを使うのもいい

花粉が少ない日に網戸と窓枠の掃除を

今回は、忙しくてもできる花粉対策がテーマですが、少し手間はかかるものの、花粉が少ない日に網戸と窓枠の掃除をするとより効果的です。濡らして絞った雑巾で拭くようにします。 その際もマスクと花粉対策眼鏡を着用するといいでしょう。眼鏡の専門店のほか、3COINSでも花粉対策眼鏡の取り扱いがあります。

3COINS「曇り止め加工花粉グラスウェリントン」550円(税込)

忙しくてもできる花粉対策をご紹介しました。どうしても他の季節に比べると家事に手間がかかってしまう時期ですが、少しでもラクにするために、ぜひお試しください。 (文:矢野 きくの(節約ガイド))

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