雑誌記事で山本拓氏の名誉毀損、北陸政界社に賠償命令 福井地裁判決、55万円

 雑誌「北陸政界」の記事で名誉を傷つけられたとして、山本拓元衆院議員が、発行元の北陸政界社(福井県福井市)に330万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決言い渡しが3月6日、福井地裁であった。加藤靖裁判長は同社に55万円の賠償を命じた。

 判決によると、同社は2022年3月発売の北陸政界で、山本氏の父(故人)が同県鯖江市長時代に大型公共施設の建設工事を独断で懇意の業者に発注したとし、父の引退後は山本氏が業者との関係を続けたと報じた。山本氏は「事実に反しており、社会的評価を低下させた」と主張していた。

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