統計開始以降 西日本で最も暖かい2月 南岸低気圧の影響で大雪も

気象庁の2月の天候のまとめによりますと、2月は一か月を通して、冬型の気圧配置が長続きせず、2月中旬を中心に南から暖かい空気が流れ込み、気温は東・西日本と沖縄・奄美でかなり高く、北日本で高くなりました。

西日本では平年差+2.4℃で1946年の統計開始以降で2月としては1位、東日本では+2.1℃で1位タイの高温となりました。

北・東・西日本日本海側では降雪量がかなり少なく、特に、東日本日本海側と西日本日本海側ではそれぞれ平年比6%と0%で、1961年の統計開始以降で2月としては最も少なくなりました。

一方、上旬と下旬を中心に南岸低気圧や前線の影響を受けて、西日本日本海側と西日本太平洋側では降水量がかなり多く、西日本日本海側と東・西日本太平洋側では日照時間がかなり少なくなりました。

5日~6日にかけて西・東日本太平洋側の沿岸を発達しながら東進した南岸低気圧の影響で、東日本太平洋側を中心に平地でも大雪となりました。

26日~27日にかけては日本の東で発達した低気圧の影響で、北日本太平洋側で大雪となった所がありました。

沖縄・奄美では、寒気の影響が弱く、低気圧や前線の影響も受けにくかったため、降水量が少なく、日照時間が多くなりました。

© 株式会社サニースポット