ロシア選手ら開会式で行進せず パリ大会でIPC規則発表

パリ・パラリンピックの開会式会場となるコンコルド広場(共同)

 国際パラリンピック委員会は6日、パリ・パラリンピックに「中立のパラリンピック選手(NPA)」として出場が認められたロシア、ベラルーシ選手について、開会式では同選手らによる入場行進を行わないなどとするルールを発表した。閉会式でも旗手の参加は認められない。

 NPAが獲得したメダル数は国・地域別のランキングに反映せず、金メダルを獲得した場合は表彰式でパラリンピック賛歌が流される。ウクライナ侵攻を支持する選手、軍や治安当局に関係する選手はNPAの対象外とし、独立機関が適性を審査する。

 両国の国内パラリンピック委員会は昨年9月の総会で部分的資格停止となった一方で、個人資格での参加は認められた。

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