若者描く未来 反映へ 7県のパネリストが討議 18日に公開座談会 国交省・東北圏広域地方計画【金ケ崎】

 「『東北圏のみらい』の提言、活躍する若者世代の公開座談会」(国土交通省東北圏広域地方計画推進室主催)は、18日午後2時から金ケ崎町西根の国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)内にある侍屋敷大松沢家で開かれる。青森大社会学部の石井重成准教授をコーディネーターとしたパネルディスカッションなどが行われる。参加は事前登録制で、会場は定員20人程度だが、ウェブでも参加できる。

 同省は、国土の将来ビジョンを示した「第3次国土形成計画」(2023年7月策定)に基づき、新潟県を含む東北圏7県における今後おおむね10年間の将来像を示す「第3次東北圏広域地方計画」を策定する。座談会では、圏域の若い世代をパネリストに迎えたパネルディスカッションを行って、若者が思い描くこれからの東北のあるべき姿を探り、同計画策定に反映させる。

 パネリストには圏域内各県から1人が選ばれ、本県からは北上市を拠点とする「北上巣箱」代表の深津咲奈さんが参加。深津さんは同市の地域おこし協力隊に着任後、東京都から同市へ移住。同協力隊の任期終了後も市内で自然に触れるローカルツアーを企画するガイド業を営んでいる。

© 岩手日日新聞社