廃線の旧JR三江線で「レールマウンテンバイク」の運行開始

2018年に廃線となった旧JR三江線の線路を自転車で走る中四国初の「レールマウンテンバイク」の運行が三次市で始まりました。

■号令

「発車~!出発進行~!」

号令とともに出発したのは「列車」、ではなく「自転車」です。旧JR三江線の線路を活用した「レールマウンテンバイク」。電動自転車を特殊なフレームに固定して走ります。この日は、地元住民らが体験しました。

■乗客

「スリリングで初めての体験という感じで面白かった」

「未体験ゾーンレールの上を走るということがすごいですね。三江線がこんなふうに使われるとは思わなかった」

広島県の三次駅と島根県の江津駅を結んでいた三江線。全長およそ108キロで四季折々の風景のなかを駆け抜けてきました。しかし、2018年。利用客の減少を理由に廃止。みよしSL保存倶楽部が市の委託を受け、線路やトンネル、駅舎の維持・管理にあたってきました。そして、かつての賑わいを取り戻そうと企画したのがレールマウンテンバイクです。クラウドファンディングなどを活用して集めた資金で車両を購入しました。

■みよしSL保存倶楽部代表理事 小畠数美さん

「来ていただいた人に笑顔があふれる場所にしたい。賑やかにしたい」

「(線路が)あるかぎり有効利用してみんなで上手く使いたい」

中四国初のレールマウンテンバイク。2024年11月末までの土日と祝日に運行します。

【2024年3月6日 放送】

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