木星の衛星エウロパ、宇宙人がいる可能性が低下

木星の衛星エウロパに宇宙人がいる可能性は少ないようだ。木星の衛星として4番目に大きいエウロパは水の存在により、生命の可能性がある場所と考えられてきたが、今回の研究で生命の維持には向いていないことが判明した。

米ニュージャージー州のプリンストン大学の研究者らはエウロパの表面の酸素の量が予想よりも少ないことを発見、細胞が機能するには困難な環境としている。

また生命の存在の可能性が完全に無くなったわけではないとしつつ、これまで考えられてきたよりも、居住環境である可能性が低いと結論づけている。

同研究を指導したジェイミー・サライ博士はこう話す。「エウロパの酸素の生成が過去に有意に高くない限り、今回わかった酸素の生成量では、以前のモデル駆動による推定よりも居住適正が遥かに狭いこととなりました」

© BANG Media International