HIV感染者、2023年は397人増

衛生署衛生防護中心は3月5日、2023年通年のHIV新規感染者数を発表した。新規感染者は397人で、うち男性は326人、女性は71人だ。新規感染者数は前年の409人より少なく、過去最も多かった15年に比べると8年連続で減少している。感染経路は、全体の52・6%にあたる209人が同性または同性と異性両方との性的接触、同27・7%にあたる110人が異性との性的接触、同2・0%にあたる8人がドラッグの注射器共有、1人(0・3%)が香港以外の地域での輸血または血液製剤、1人(0・3%)が母子感染だった。しかしその他の68人は感染経路が特定できていない。これで香港のHIV感染者は1984年から累積で1万2038人となった。一方、23年のエイズ発症例は101人。うち8割はHIV陽性確認後3カ月以内に発症したという。エイズ発症例は1985年から累積で2483人となった。衛生署ではHIVとエイズに関する情報をホームページで公開しており、ホットライン2780―2211で抗体検査の予約も受け付けている。抗体検査は無料、無記名、秘密保持で受けられるので、不安全な性行為をした場合には早めに検査を受けるよう呼び掛けている。

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