「ぎりぎり大丈夫」ではなかった… 拳銃部品「スライド」米国から輸入疑いの男逮捕

神奈川県警本部

 米国から拳銃部品の「スライド」を輸入したとして、神奈川県警薬物銃器対策課と川崎署は6日、銃刀法違反(拳銃部品輸入)の疑いで、埼玉県蓮田市、無職の男(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年11月5日、米国から国際郵便を使い、同法で所持と輸入が規制されている自動装塡(そうてん)式拳銃のスライド1個を輸入した、としている。男は「輸入したことは間違いないが、スライドはぎりぎり大丈夫かなと思った」と供述しているという。

 同課によると、スライドは金属製でオーストリア製の自動装塡式拳銃「グロック17」のカスタムパーツ。男はインターネットサイトを通じて購入したとみられ、10月下旬ごろに現地から発送させていた。

 11月5日に横浜税関川崎外郵出張所の検査で見つかり、同税関からの通報を受けて県警が捜査していた。同税関が関税法違反(輸入未遂)容疑でも調査している。

© 株式会社神奈川新聞社