3月5日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2レグで、バイエルンは鎌田大地が所属するラツィオと対戦。敵地での第1レグでは0-1で敗れたなか、3-0で快勝し、アグリゲートスコア3-1でベスト8に駒を進めている。
この一戦でトーマス・トゥヘル監督が送り出したスタメンに、韓国メディアから驚きの声があがった。CBのダヨ・ウパメカノが出場停止にもかかわらず、これまで主力だった同国代表のDFキム・ミンジェが外され、CBにマタイス・デ・リフトとエリック・ダイアーのコンビが起用されたからだ。
スポーツ朝鮮は「キム・ミンジェが先発を外れるという衝撃のニュース」と報道。途中出場もなく、「怪我以外で試合に出ないのは初めてだった」と綴った。
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また、『OSEN』は、まだレギュラー降格が決まったわけではないとしつつ、こう嘆いている。
「バイエルンの内部やドイツメディアがキム・ミンジェに特に厳しい基準を設けるのは残念だ。キム・ミンジェは『世界最高のセンターバック』という期待値が高すぎる。ドイツ人は東洋人のキム・ミンジェの功績を認めない傾向がある。色々と不利な環境でキム・ミンジェはレギュラー争いをゼロから再開している」
ドイツ誌『Kicker』は、直近のフライブルク戦で失点に絡んだキム・ミンジェをラツィオ戦のスタメンから外すように提言していた。完封勝利だけに、その策は奏功したと言えるだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部