岡山県津山市/DBOで久米総合文化運動公園市民プール整備、24年度に事業者公募

岡山県津山市は、2024年度に久米総合文化運動公園市民プール整備事業に新規着手する。DBO(設計・建設・運営)方式で現市民プール(中北下)の敷地内で建て替える。事業者の選定は公募型プロポーザルを採用。2024年度早期に公募開始、24~26年度に設計・建設、27年度の運営開始を目指す。概算事業費は建設工事と設計・工事監理で約21億円を見込んでいる。
老朽化した久米市民プールを、公認プール機能を付加したプールに更新することで、あらゆる世代が交流し、健康で生活できるよう健康づくりを推進する。水泳競技力の向上や合宿・大会の誘致で交流人口を増やし、地域の活性化を図る。24年度の当初予算で1581万円、25~26年度の債務負担行為で20億6390万円を盛り込んだ。
施設整備の基本方針は▽多世代が親しめる施設▽多様なニーズに対応する施設▽多様な運動施設▽学校と連携した施設▽競技レベルが向上できる施設▽安全・安心な施設▽効率的な維持管理と環境に配慮した施設-とし、屋内エリアと屋外エリアに区分し整備する。
屋内エリアは、メインプール(25メートル×8レーン以上、観客席400人程度)、小プール、更衣室などのほか、トレーニングルームやスタジオなどの機能を収容、延べ2500平方メートル程度の規模を想定している。屋外エリアは、事業者提案を取り入れ、利用者ニーズを踏まえたスポーツ振興、健康・体力づくりなどを推進するスペースとし、延べ1500平方メートル程度を想定。
建設地は現市民プール敷地(8772平方メートル)。施設整備費は、建設工事(既存施設解体含む)に約20億円、設計・工事監理に約1億円の計21億円を想定。24年度に公募型プロポーザルで事業者を選定・決定し事業着手。26年度完成、27年度の運営開始を目指す。運営・維持管理期間は、民間事業者による指定管理者制度で15年間を設定する。

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