急病で倒れた高齢男性を救急搬送につなげたとして、京都府警伏見署は京都市伏見区の聖母学院小学校の4年生男子児童2人に感謝状を贈った。
竹下侑希さん(10)と中原悠次郎(10)さん。2人は1月15日午後4時ごろ、下校中に学校近くの路上で、高齢男性が突然倒れる様子を目撃した。
すぐに近づいて声をかけたが、応答がなかったため「助けてください!」と周囲の通行人に向けて大声を出した。すると、偶然通りかかった女性が駆け寄って心肺蘇生を試みるなどして救命措置をし、2人は救急車の到着を見守った。
2人は2月27日、伏見署で西山亮二署長から、救急搬送につながるきっかけを作ったとして感謝状を贈られた。
学校で急病人を見かけた際の手順を学んだことがあったといい、中原さんは「男性が倒れた時はびっくりした」と振り返り、竹下さんは「同じようなことがあれば、次も助けを呼んで大人に頼りたい」と話した。