侍ジャパン・井端弘和監督、初回の攻撃に「1点が欲しい場面でしっかり4番が仕事をしてくれた」

「いい形で初回に点を取ったというところで試合が進みやすかったかなと思います」。

侍ジャパンの井端弘和監督は6日、京セラドーム大阪で開催された「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024日本vs欧州代表」の初回、4番・村上宗隆(ヤクルト)、6番・紅林弘太郎(オリックス)の適時打が飛び出し幸先よく2点を先制した場面について試合後に振り返った。

初回先頭の塩見泰隆(ヤクルト)がレフト前に弾き返すと、一死後、3番・近藤健介(ソフトバンク)のレフト線の二塁打でチャンスを広げる。ここで打席には4番・村上。「初回の入りはすごく大事だと思いましたし、なんとか前に飛ばして先制点を取りたいと思いました」。欧州代表先発・デブロックが2ボール2ストライクから投じた6球目のストレートを振り抜くと、「ちょっと詰まったんですけど、外野まで飛んだので、塩見さんの足なら犠牲フライになるかなと思いました」と打球はライト前に落ちる先制の適時打となった。

なお、二死一、三塁で6番・紅林が2ボール2ストライクからスライダーを泳ぎながらもライト前に運び、三塁走者の近藤が生還した。

井端監督は初回の攻撃について「1点を欲しい場面でしっかり4番が仕事をしてくれたというところで、チームが行けるんじゃないかというのがあったと思います。ずっと外を攻められて最後のインサイドをうまく捌いた、さすがだなと思います」と4番・村上を評価し、「オリンピックも経験していますし、WBCでも昨年優勝していますので、4番にどっしり座ってくれるというところでは、チームに安心感を与えるんじゃないかなと思います」と信頼を口にした。

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