「いわてスーパーキッズ」次々開花 上柿銀大(軽米高)ら注目

スポーツクライミングに出合い、W杯など国際大会にも出場した上柿銀大(軽米高)

 トップアスリート育成を目指す岩手県の「いわてスーパーキッズ事業」で学んだ高校生たちの活躍が目覚ましい。事業を修了し、わずか数年で「日本一」を狙える新星が次々と現れている。

 2月にスポーツクライミングのスピード・ジャパンカップで男子3位に入った上柿銀大(ぎんた)(軽米高2年)はスーパーキッズ10期生。軽米小4年時はバスケットボールとマラソン、アームレスリングに励み「〝勝てないかも〟と諦める気持ちをなくせるように頑張る」と決意していた。「世界ユース選手権優勝」を今季の目標に掲げる17歳に注目だ。

 同じ10期生の川原詩夕(しゆる)(盛岡白百合学園高2年)は昨年夏の全国高校総体アーチェリーで女子個人3位に入った。盛岡・永井小4年時は陸上、ブラジリアン柔術に取り組み、これだけは負けない自信のあることに「下からの腕十字固め」とユニークな回答を寄せていた。

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