大分・西川幸之介に「失点記録更新おめでとう」北九州戦後に本人反応で投稿削除

大分トリニータ 写真:Getty Images

大分トリニータは今月6日のYBCルヴァンカップ1回戦で、ギラヴァンツ北九州に0-1で敗北。明治安田J3リーグ所属クラブに敗れるという波乱が起こった後、GK西川幸之介に対する心無いメッセージが物議を醸している。

J2リーグ開幕戦から2試合つづけて引き分けている大分。昨季J2リーグで34試合に出場するなど、今季も正守護神として期待を寄せられている西川は、J2開幕節のベガルタ仙台戦で先発出場の予定だったが、体調不良により急きょ欠場。第2節の横浜FC戦でも出番がなかったが、北九州戦で今季初めて公式戦のピッチに立った。

そんな西川は90分間を無失点で凌いだものの、延長後半8分にFW渡邉颯太のシュートから失点。120分間で17本のシュートを浴びる中、奮闘していたがチームを勝利に導くことはできなかった。

すると試合後、X(旧ツイッター)では「西川失点記録更新おめでとうございます!昨年からの失点記録更新継続さすがです」といった揶揄が。7日午前8時時点で当該投稿は削除されているが、選手本人は試合後にリポスト。一部のファン・サポーターから「中島大嘉のことがあった後に、同じことするなよ」などと批判の声が挙がっている。

6日に行われたルヴァンカップ1回戦では、藤枝MYFC所属FW中島大嘉がDF鈴木順也を背後から押し倒したことが話題に。試合後、SNSで中島に対する過度な批判や誹謗中傷が相次ぐ中、本人は「SNSばっか忙しくしている」「謙虚にサッカーに集中しろよ」「素行が悪い」といった投稿に対して「友達も生きがいも無いんだよね。切り取られた一瞬で全部理解できてえらいね。誰かを落とさないと自我保てないもんね。画面の向こうから色々教えてね」と反発している。

Jリーグでは、ネット上での過度な批判や誹謗中傷が度々問題となっており、クラブが公式戦の入場禁止など何らかの処分を科すケースが目立っている。特定の選手を攻撃、揶揄する投稿は許されるものではない。

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