元スリップノットのジェイ・ワインバーグ、スイサイダル・テンデンシーズに加入

元スリップノットのドラマー、ジェイ・ワインバーグ(33)がスイサイダル・テンデンシーズに加入した。

ジェイは、昨年バンドを解雇されたときには「悲しみに打ちひしがれた」状態だったが、現在はデリンジャー・エスケイプ・プランのギタリスト、ベン・ワインマンと、メタリカのベーシスト、ロブ・ トゥルヒーヨの息子タイが参加する同バンドに加入し、音楽のキャリアを前進させている。

ジェイはインスタグラムの投稿でこのニュースを発表、「俺が20年間愛し、自分の創造的な故郷だと考えてきたヘヴィ・ミュージックの文化とコミュニティについて考える時、スイサイダル・テンデンシーズが思い浮かぶ。パンク、メタル、ハードコアを好きになって以来、このバンドは、その基礎となる柱であり、インスピレーションの源だった」「世界各地でツアーやライブを一緒にしてきて、このバンドの素晴らしい歴史を共有してきた俺の音楽的ヒーローたちと友達になれたのはとても幸運だった」「スイサイダル・テンデンシーズと一緒に演奏できることは本当に光栄で、特権だと思っている。あと一週間で、この信じられないほどエキサイティングな新しいチャプターが始まるのが待ちきれない。またピットで会おう!」と綴り、「俺を倒せないぜ!」とキャプションを付けている。

ブルース・スプリングスティーンのドラマー、マックス・ワインバーグの息子であるジェイは、元メンバーのジョーイ・ジョーディソンの後を継いで2014年にスリップノットに加入、11月にバンドが声明を通して、脱退を正式に発表していた。

ジェイは後に、自分が解雇されるとは思っていなかったと認め、インスタグラムにこう投稿している。「11月5日の朝に電話を受けて、俺は悲しみに打ちひしがれた。このニュースをほとんどの人が、そのすぐ後に知ったんだ」「これは俺が想像し、そして最後までやり遂げると誓った旅の終わりじゃない。まったくそうじゃない。でも混乱と悲しみにもかかわらず、それと同じくらい慰めを与えてくれたものがある。これを読んでいる多くの皆さん、10年前、俺たちはまだ出会ってなかった。そして今、俺たちは知り合っている。そのことについて、表現しきれないほど感謝している」「俺はドラムが大好きだ。これからもずっとドラムを叩きたいんだ。音楽、アート、クリエイティブな表現への情熱をずっと持っている。それはこれからも変わらないよ」

スイサイダル・テンデンシーズは、14日(木)に大阪単独公演を行うほか、16日(土)に千葉幕張メッセで開催される「PUNKSPRING」に出演予定となっている。

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