ブライアン・フェリー、音楽カタログの50%を売却

ブライアン・フェリー(78)が自身の音楽カタログの50%を音楽業界の重鎮アーヴィング・アゾフの会社アイコニック・アーティスツ・グループに売却した。「著名なアーティストの音楽的遺産を発展させ、新しい世代のファンへと紹介し続ける」ために、同音楽著作権会社と提携したという。

この契約には、ブライアンのソロ作品と、ロキシー・ミュージックの『恋はドラッグ』『モア・ザン・ディス』『アヴァロン』などのヒット曲が含まれ、音楽著作権だけでなく、ブライアンの肖像、画像、名前も対象となる。

ブライアンは「アイコニックの皆さんと協力して、僕の音楽を世界と共有する新しい方法を見つけられることを嬉しく思う。どんな可能性が広がるのか楽しみだ」と話し、アゾフ社の共同社長であるベス・コリンズ氏はこう語っている。「ブライアンのユニークな歌声とジャンルを超えた音楽は、彼を現代で最も影響力のあるアーティストの1人にしました。私たちは、彼のレガシーがオーディエンスに刺激と共感を与え続けられるよう、彼と一緒に仕事をできることを光栄に思います」

また、アイコニックのジミー・エドワーズ社長は「ブライアン・フェリーは、アート、ファッション、ロックンロールを魅惑的で不朽のサウンドに融合させた真の音楽の先駆者です。アイコニックは、彼の永続的な影響力を称え、伝説的なカタログを世界と共有できることを大変光栄に思います」 と話している。

ブライアンはソロ時代にいくつかのカバー曲をリリースしており、世界中で3000万枚以上のアルバム・セールスを記録、2019年にはロキシー・ミュージックの一員としてロックの殿堂入りを果たした。

アイコニックは過去には、ロッド・スチュワート、ビーチ・ボーイズ、シェール、ディーン・マーティン、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、ナット・キング・コール、ジョー・コッカーの音楽カタログを手に入れている。

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