独テスラ工場、17日まで停電続く見込み

Christian Kraemer

[ベルリン/フランクフルト 6日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは6日、ドイツ・ベルリン郊外の工場の停電が17日まで続く見込みだと明らかにした。

工場は近くにある送電鉄塔の火災発生によって操業を停止。警察は放火の疑いがあるとして調べている。

テスラの広報担当者はロイターに「工場は来週末まで電気がない状態になるだろう」と語り、一部報道のこうした見通しを認めた。

エネルギー大手エーオン傘下の送電事業者は、停電の原因箇所の応急措置を行っているところで、できるだけ早く復旧させたいとしているが、送電再開の時期は示していない。

テスラは今回の件の被害額を6億―9億ユーロ前後と見積もっている。5日だけでも1000台が未完成のままの状態になった。

ベアード・エクイティ・リサーチは、テスラの第1・四半期の納車台数がかなり下振れると想定。具体的な予想値を42万1100台に引き下げた。

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