何度も”好き”と伝える見上愛 思いが伝わると消えてしまう佐藤寛太 「不死身ラヴァーズ」予告

2024年5月10日より劇場公開される、「ちょっと思い出しただけ」の松居大悟監督による映画最新作「不死身ラヴァーズ」の、予告編映像が公開された。

映像は、中学生の長谷部りの(見上愛)が、運命の相手だと信じる甲野じゅん(佐藤寛太)へ”好き”という思いを伝える場面から始まる。しかし両思いになると、甲野じゅんはりのの前から忽然(こつぜん)と姿を消してしまう。その後も甲野じゅんは、時に高校生として、時に車いすに乗る青年に姿を変えて、再びりのの前に現れる。その度に何度も彼に恋をして「好き!」と思いを伝え続けるりのだが、親友の田中(青木柚)やバイト先の花森(前田敦子)に気持ちを否定されてしまう。やがてりのは大学生となり、甲野じゅんと再び出逢うことになる。最後には、「今日という日は、もう一生来ないから…」と言う甲野じゅんと、「消えたっていいよ。私が消さないから…」というりののセリフが収められている。

予告編では、劇伴音楽も担当するスカートによる書き下ろしの主題歌「君はきっとずっと知らない」も使用されている。主題歌について松居監督は、「消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいな」と思い、本作の主題歌と劇伴の制作をスカート・澤部に依頼。しかし澤部は、作中に既成の楽曲があることを知り、「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と一度断ったという。そんな澤部に対し松居は、「すごく映画のことを愛してくださっている感じがして信じられたからこそ主題歌を担当してもらいたい」とより強く思ったと明かしている。

「不死身ラヴァーズ」は、高木ユーナによる同名漫画を原作とした作品。長谷部りのが“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間にこの世界からこつぜんと消えてしまう甲野じゅん。2人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが”消える”という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が奇跡の結末を起こす。

主人公・りのを演じるのは本作が初の映画単独主演となる見上愛。松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」とほれ込んだ見上は、中学時代から大学時代までをはつらつと演じている。りのの運命の相手・甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、「HiGH&LOW」シリーズなどで知られる佐藤寛太。さらに青木柚、前田敦子、神野三鈴らが脇を固める。

【作品情報】
不死身ラヴァーズ
2024年5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
配給:ポニーキャニオン
©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/講談社

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