マンC、今季CL開幕から8戦連続で3得点! 安定感のある戦いでコペンハーゲンを下す

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが6日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)とコペンハーゲン(デンマーク)が対戦した。

昨季の大会王者は、今季のCLでグループGに入ると、6戦全勝と圧巻の戦いを披露。グループステージ内で記録した得点数「18」は今大会における最多の数字で、全試合で3ゴールを挙げるなど安定感のある攻撃力を見せつけてきた。そんな2連覇を目指すマンチェスター・シティの前に立ちはだかるのが、グループAを2位で通過したコペンハーゲン。第2節までは1分1敗で勝ち点を落としていたが、第3節と第4節のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)との連戦で2連勝を記録し、一気にグループステージ突破に前進。最終的には開幕2戦以降は無敗を維持し、バイエルン(ドイツ)に次ぐグループAの2位で決勝トーナメント行きを決めていた。

13日に行われたファーストレグでは、開始11分でマンチェスター・シティの“らしさ”溢れる攻撃からケヴィン・デ・ブライネが先制点を奪うも、34分には自分たちのミスから同点弾を許す。それでも、前後半のアディショナルタイムにベルナルド・シルヴァ、フィル・フォーデンのゴールをそれぞれデ・ブライネがお膳立てし、終わってみれば敵地で2点のリードを得ていた。

マンチェスター・シティがホームに帰ってきたセカンドレグは、立ち上がりの5分に均衡が破れる。ホームチームが右コーナーキックを獲得すると、フリアン・アルバレスが右足でアウトスイングのボールを供給。ボックス内で待っていたマヌエル・アカンジがダイレクトでボレーシュートを叩き込み、マンチェスター・シティが先手を取った。

勢いに乗ったマンチェスター・シティは続く9分、自らが蹴った左コーナーキックのこぼれ球を拾ったアルバレスが、ボックス外左の位置から右足一閃。強烈な一撃を突き刺し、セットプレー2本を得点に繋げる形でマンチェスター・シティがリードを広げた。

その後もマンチェスター・シティがボールを保持する時間が続いたが、コペンハーゲンは29分に自陣でのボール奪取からゴールへ迫る。前を向いたモハメド・エルユヌシが自陣からボールを持ち運ぶと、ゴール方向へ向かい、オーリ・オスカルソンとのワンツーでボックス内へ侵入。自ら右足でゴールネットを揺らし、1点を返した。

だが、マンチェスター・シティは再びリードを2点として前半を終える。アディショナルタイム、ロドリからのロングフィードを前線で収めたアーリング・ハーランドは左足へ持ち替えてシュートコースを作り出す。グラウンダーの一撃をニアサイドに突き刺し、マンチェスター・シティがこの試合3点目を挙げた。

後半に入るとコペンハーゲンがハイプレスで奪い切る場面を増やし、ショートカウンターでゴールへ迫っていく。複数本のシュートを放ちながらも決め切ることはできない。対するマンチェスター・シティも後半は大人しかったが、アディショナルタイムにはリコ・ルイスの放ったシュートがディフレクションしてポストを叩いた。

試合はこのままタイムアップ。今季のCLで8戦全勝を継続するマンチェスター・シティが、7シーズン連続の準々決勝へと駒を進めた。一方、今大会の大きなサプライズとなっていたコペンハーゲンの冒険はここで終わった。

この後、3月15日に準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。

【スコア】
マンチェスター・シティ 3-1(2戦合計:6-2) コペンハーゲン

【得点者】
1-0 5分 マヌエル・アカンジ(マンチェスター・シティ)
2-0 9分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)
2-1 29分 モハメド・エルユヌシ(コペンハーゲン)
3-1 45+3分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

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