YOASOBI大ヒットの秘訣は“三角関係”…?星野源に語った「ikuraにはまだ渡せない」にファン「結婚してない?」

<記事提供:COCONUTS>

3月5日放送の「おげんさんのサブスク堂」(NHK総合)に、YOASOBIのikuraさんとAyaseさんがゲストとして登場。

YOASOBIの2人は曲が出来上がるまでの課程を赤裸々に明かしました。

(画像:時事通信フォト)

■ikuraとAyase、YOASOBI結成秘話を明かす

星野さんとYOASOBIは、昨年末の「NHK紅白歌合戦」に出場。「紅白歌合戦」終了後、星野さんはYOASOBIと共に年越しジャンプをする動画をInstagramに投稿しました。

そして、星野さんによると「ジャンプした瞬間、次の(この番組の)ゲストはこの2人だと思いました」と、今回YOASOBIをゲストに呼んだ経緯を明かします。

一方で、「孤独のグルメ」の大晦日スペシャルに出演している松重豊さんは「私は裏番組やってるからわかんない」と話して笑いを取ります。

そして、星野さんが「YOASOBIと一緒に聴きたい曲」として選んだのが、Ayaseさんが作詞・作曲・編曲した初音ミクの『夜撫でるメノウ』。

この楽曲はYOASOBIのボーカルを決める時に、Ayaseさんがikuraさんに「歌って欲しい」と送った楽曲。

ikuraさんは「まだ世に出てない、一旦決まりかけてた時にこの曲と『ラストリゾート』という曲を試験的に歌ったやつを聴いて、OKになって決まった」と話すと、Ayaseさんは「りらちゃんは都内でライブとかもやってたので、マネージャーとライブを見に行って、やっぱり彼女ってなったんですね」と当時について語ります。

■YOASOBIの楽曲制作に星野源も“面白い”

星野さんは「僕はニコニコ動画を好きで見てて、初音ミクさんが人気になっていく様を見てて、ネットの中から現実に姿を現し始めるみたいな。あのムーブメントがすげぇと思いながら見てて、今、ikuraちゃんが歌うってことを念頭に置いて作る楽曲と、ミクさんが歌う、そのプログラミングも含めて、打ち込んでいくっていう時の作曲の違いみたいな。そこら辺はどのぐらい違うのか」と、前から聞きたかったことをAyaseさんに伝えます。

コンポーザーとして楽曲制作を担当するAyaseさんは「それはですね、違いはないんですね」と答えます。

Ayaseさんによると、「今でもボカロの曲は投稿していて作るんですけど、もちろんボカロは本当に自由なので、人間では絶対歌えないような曲だったり、ライブのことを想定したらやめておいた方がいいようなこともできるっていう若干の幅はあるものの、今でもボカロで作るのとそんなに変わらない感覚で初音ミクでデモテープを作ってikuraに送るので…。歌詞も入ったこれを歌ってくださいのものにする時は、全部ミクで1回打ち直して、ちょっとした歌の抑揚とか、それも全部ミクで再現してikuraに送ってます」と、曲作りの過程を説明します。

それを聞いた星野さんが「それを聴いて歌うんだね」とikuさんに尋ねると、ikuraさんは「そうですね。細かいニュアンスのこだわりの部分だと思うので、そこはしっかり拾いつつ、自分なりに小説を音楽にというのがあるので、その世界を表すのに自分がどういう表現を入れていくか、そこの塩梅を見ながら作っていって、レコーディングの場でこんな感じにしてきましたがどうでしょうか?みたいなで、すり合わせてやっていくみたいな感じですね」と、Ayaseさんとのやり取りを明かします。

Ayaseさんが「ミクで打っても最終的にikuraが歌うので、頭の中でikuraの声をイメージしてメロディーを作ることはあるんですけど、最初に僕がやってて何度も自分で聴き直してテンションが上がる時は全部ミクなので、ミクと僕の相性とか、ミクと僕のこれがまず合ってから、ここの2人の関係値が出来上がってからじゃないとikuraにはまだ渡せないです」と話すと、星野さんは「面白い!何でも出来るな。疲れちゃう聴いてて、何でも出来るなって、すごいなと思いますね」と感心しました。

今回の放送にはネット上で、
「おげんがミクさんについてお話してるの聞いて私にっこにこ」
「ミクさんデモでikuraちゃんが歌いこなすのめちゃくちゃ凄い」
「ミクと僕がちゃんとしないとイクラに渡せないなんてゆーかアヤセ氏のほうがちゃんと初音ミクと結婚してない?!(笑)」
などのコメントが上がっています。

デモテープはミクで作って、ミクとの関係が出来上がってからではないとIkuraさんに曲を渡さないというAyaseさんの話が面白いですね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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