本郷飛行機、屋内高所点検用ドローン「P250-EV」販売開始。どんな人でも操縦可能なドローン

従来、点検業務などを目的とした複雑なドローン飛行には、資格を持ったプロのドローンパイロットが必要だ。また、高所の点検には足場を設置したり、梯子をかけなければ業務ができないなど、多くのコストやリスクがかかっていた。

P250-EVは、専用の離着陸ポートの上であれば、簡単な操作で上昇・下降・旋回ができる自動飛行のドローンだ。機体を目的の高さと向きに合わせたら、操縦から手を離してもその場で安定して飛行し続けるという。

ドローンの更なる社会普及を目指し、屋内での自動飛行ドローンがもっと気軽に試せるよう、誰でも操縦ができるP250-EVの販売を開始する。

※安全のため、操縦からは手を離さないことを推奨

機体スペック

  • 寸法:機体幅 150mm×150mm、機体高 80mm、翼幅 100mm
  • 重量:約250g(電池含む)
  • 飛行時間:約15分(電池の使用頻度による)
  • 機体搭載カメラ:4K相当

離着陸ポートスペック

  • 幅:約330mm×330mm
  • 重量:約3kg

セット内容

機体本体(電池含む)、電池充電器、専用離着陸ポート、操作端末タブレット(コントローラ含む)

導入例

P250-EVは、地下空間やトンネル、倉庫、エレベータ内など、屋内や暗所の目視点検の補助を目的に開発された。離着陸ポートを設置する際、壁からの距離や室内環境の明るさなどに注意をする必要があるが、気軽に飛行と操縦ができるため、エレベータなどのワイヤーや、高所のクラック確認など、屋内での点検業務や撮影業務などのシーンに活用が期待されるという。

場所や環境次第だが、15m程度まで上昇できる。暗所でも点検対象物が確認できるよう、LEDライトの点灯機能が搭載。

本製品は、専用の離着陸ポートの上であれば、ドローンの高度と向きを細かく指定できる。目的の位置まで機体が移動したら、安定してその場で飛行し続けるため、タブレットを見ながら点検業務などに集中可能だ。離着陸もボタンひとつで簡単に実行できる。

※誰でも操縦できるが、定期的な飛行練習を推奨

事故を防止するため、飛行中は離着陸ポートとドローンの間を遮る障害物が入らないようにするルールだが、緊急時には自動着陸する機能も搭載されており、安全性にも配慮した製品だという。

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