Netflixシリーズ『寄生獣 －ザ・グレイ－』より、人類vsパラサイトの生存を懸けた戦いを描くティザー予告とティザービジュアルが解禁された。
岩明均の漫画『寄生獣』をベースに、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描く本作。人間に“擬態”して人間のように振る舞い、人知れず人類乗っ取り計画を進める寄生生物＝パラサイトが、韓国に襲来していたら…。天涯孤独の主人公チョン・スインのもとにもその魔の手が忍び寄るが、ある事件のせいで乗っ取りは失敗し、パラサイトとの奇妙な共存関係が始まる。
チョン・スイン（チョン・ソニ）は、母親に捨てられ、父親からは日常的に暴力を振るわれる悲痛な幼少期を過ごしていた。天涯孤独に生きる道を選んだ彼女は、“自分は誰からも愛されない人間なんだ”と悩みながらも、生きていくために真面目に働いていた。
そんな彼女をさらなる悲劇が見舞う。ある事件に巻き込まれ瀕死状態となった身体をパラサイト“ハイジ”に乗っ取られてしまったのだ。しかし、ハイジは宿主であるスインの身体を治すため力を使ったことで、脳の乗っ取りに失敗、スインとハイジは予想もしなかった奇妙な共存関係に陥ることになる。
ティザービジュアルは、ハイジと共存することになったスインのグロテスクな姿を描いたもの。正常な人間である左の顔とは対照的に、右の顔から触手が伸びており、人間でもパラサイトでもない彼女の実体を表している。そして皮肉なことに、この奇妙な出会いによりスインの孤独だった世界が少しずつ変化していく。
あわせて解禁されたティザー予告では、「生きるためには人の体に寄生するしかない」というセリフとともに、パラサイトが次々と人間の身体を乗っ取り、周囲の人を襲っていく緊張感漂う映像が映し出される。“種”の勢力を拡大するという明確な目的を持つ彼らの鉄の掟は、“人間に成りすまし、人間のように考えて行動し紛れること”。しかし、無差別的な攻撃はエスカレートしていき、行方不明の妹を探していた男ソル・ガンウ（ク・ギョファン）に姿を目撃されたりと、その正体が少しずつ明るみになっていく。
さらに、パラサイトの攻撃を阻止するべく構成された特殊部隊ザ・グレイが、チーム長のチェ・ジュンギョン（イ・ジョンヒョン）を筆頭に、彼らを追い詰め一掃する様子も描かれている。人間とパラサイトの果てしない戦いの始まりを予感させる映像だ。
Netflixシリーズ『寄生獣 －ザ・グレイ－』は、Netflixにて4月5日より独占配信開始。
