8日(金)の関東 朝の通勤通学時間帯 雪による交通への影響に注意

 きょう(木)午後も、東日本で雲の多い所があるものの、全国的には晴れる地域が多い見込み。ただ、今夜以降は東海や関東で雨や雪の降り始める所があり、あす8日(金)午前中は東京23区でも雪の影響が出る可能性がある。今後の気象情報に注意が必要だ。

■色々ある金曜日

 この時間は晴れている地域が多いが、東日本は所々で雲が広がっている。沿岸部はこの後も、雲の取れにくい所がありそうだ。なお、今夜は日本の南で低気圧が発生するため、沿岸部から雨雲がかかり始める見込み。

 あす(金)午前中は、関東や東北の太平洋側で雨や雪の範囲が広がる見通し。東京都心でも、明け方から朝に雪の混じる可能性がある。気温が予想以上に低くなると、郊外ほど降雪量が増えて、南部の平地でも大雪となる所があるので注意が必要だ。朝の通勤通学の時間帯と重なるため、スケジュールに余裕を持った行動を心がけたい。

 また、あす(金)午前中は、中国地方や四国の一部でも、寒気の影響で大気の状態が不安定となる見込み。急な雨に注意が必要で、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要となる。午後は、近畿から北陸にかけてが、雷雨に最も注意が必要な地域となるが、関東も天気が変わりやすく、夕方は局地的に雨や雪が降る見込み。

■寒気南下

 あす(金)夜以降は、冬の天気分布となる見込み。この時季としては強い寒気の影響で、日本海側は雪の降る所が多く、9日(土)~10日(日)午前にかけては、北陸や東北の山沿いを中心に降雪量が多くなるおそれがある。この方面は、なだれや落雪に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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