リバプール10番が「クレイジー」なキャリアに手応え!「素晴らしい男。僕が彼を助けている?違うよ!」と絶賛した同僚は?

リバプールは現地時間3月7日、ヨーロッパリーグのラウンド16第1レグで、スパルタ・プラハと敵地で対戦する。この一戦を前に、10番を背負い、遠藤航らと共に強力な中盤を形成しているアレクシス・マカリステルが会見に出席した。

25歳のアルゼンチン代表MFは、ブライトンでの活躍が認められ、遠藤と同じく昨夏にイングランド屈指の名門に加入。すると、本職より一列後ろのアンカーでも水準以上のパフォーマンスを披露し、瞬く間に欠かせぬ存在となった。また、代表でもカタール・ワールドカップ制覇を果たすなど、非常に充実したキャリアを送っている。

マカリステルは「ここ2、3年は僕にとってクレイジーだったし、同時にタフだった。難しい時期もあったけど、そんな時でも自分を信じられた。それに家族の存在も大きかった」と語る。

「もちろん、ワールドカップ優勝は簡単ではないし、とても誇らしい。そして今、僕はリバプールで自分の人生を生きている。アメイジングだ。

どんな選手も、どんな人間も、良い時も悪い時もある。今は自分の人生を本当に楽しめているから、これまでのキャリアに非常に満足しているよ」

【動画】遠藤の猛プレス→マカリステル→ヌニェス!鮮やかな連係で生んだ劇的弾
直近のノッティンガム・フォレスト戦(1-0、プレミアリーグ第27節)では、猛プレスした遠藤の助けもあり、ゴール前でボールを奪い返すと、ダルウィン・ヌニェスにピンポイントクロスを送り込み、値千金の決勝点をアシストした。

自身と共にヒーローとなったヌニェスとの関係は、非常に良好なようだ。

「初めて会った時から、ピッチの外でも僕らの間に繋がりがあるのが分かったと思う。もちろんピッチ上でも、僕たちは繋がろうとしている。素晴らしい男だよ。とても良くやっている。時々、僕が彼を助けていると言われるけど、それは違う!よく練習し、かなりハードワークしているからゴールを決められるんだ。このチームにとって重要な存在だ」

マカリステルはまた、「重要な場面で、どう冷静さを保っているのか」と問われた際には、こう答えた。

「分からない。僕はただフットボールをするだけだし、それが好きなんだ。まだ若いけど、長い間フットボールをしてきた。その経験は間違いなく役に立っていると思う。僕にとってはピッチ上で考えることが重要なんだ。チームメイトがどこにいるかを見て、ボールを持ったら最善の決断を下す。それを心掛けている。冷静に見えるかは分からないけど、僕の頭脳は200%働いているよ」

頼れる10番は、チェコ王者相手にも決定的な仕事を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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