家族のために行動した2歳児 帰宅した父が目にした「炊飯器」の様子に5万いいね

「2歳の息子さんが炊いた米」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの「金子雅也@ジュエリーお仕立て屋(@GALA_KANEKO)」さん。

当ポストは2024年3月4日時点で5万7000件を超えるいいねが寄せられる大反響となっています。記事後半では、ご飯に関連して「米の消費動向」についても紹介します。

※投稿された写真は【写真3枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

炊飯器にたっぷり詰められていた「米」

炊飯器の詰められていた米

「息子が仕事から帰宅するパパのためにお米を炊いてくれていたみたいです。ありがとう」

そんなコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。そこに収められているのは、炊飯器に目一杯詰められた「米」。保温のランプは赤く光っており、モニターの数字は9時間を示しています。

いったい何があったのでしょうか。投稿者の金子さんに、詳しいお話をうかがいました。

「その日は妻が体調不良で」事の経緯を詳しく聞いた

もうすぐ3歳になる男の子の父である金子さん。仕事終わりの金子さんが奥様へ連絡すると「釜がえらいことになっている」と返信があったといいます。

息子さんと奥様が就寝後、帰宅して炊飯器を開けると…金子さんの目に飛び込んできたのは写真の光景。それをポストした金子さんでしたが、翌朝奥様に事情を聞くと、詳しいエピソードを話してくれたそうです。

当日、体調が優れなかったという奥様。なかなか身動きがとれずソファの上で過ごしていたといいます。そんな中、息子さんが突然「ご飯炊いてくるねぇ」と言いました。お母さんを思っての行動だったのでしょうか。

すると息子さんは、釜に「米と水」を好きなだけ入れて、洗う真似を始めました。奥様はソファでその様子を見守ります。続けて息子さんは、釜を炊飯器にセットしスイッチオン。

炊きあがると、息子さんは嬉しそうに奥様を連れて、炊飯器のもとへ向かいます。奥様と一緒に味見をした息子さんでしたが…。ご飯は水分が足りなかったようで、固くなってしまいました。

息子さんに「お水が足りなかったね」と声を掛ける奥様。すると息子さんは「米びつの米」を、釜に追加し始めました。奥様は「もうやめようか」とソファに戻りますが、息子さんは、米と水を入れるために何度も往復し、炊飯器のスイッチを押していたそうです。

そんな息子さんは最終的に、奥様のところへ行き「またできたよ」と報告。奥様が炊飯器のフタを開けると「パンパン」になっていましたが、体調が優れずそのままの状態にしていた、という流れがあったそうです。

息子さんが米を炊こうと頑張る姿を思うと、思わず心が温まりますね…。なお金子さんは、翌日息子さんとともに、こちらの米を鍋で雑炊にして食べたり、一緒に炊いたりしたそうです。

「妻も息子も、1日頑張ってくれたんだな」と感じた

炊飯器を目にしたときの心境をうかがうと「蓋を開けた瞬間の想像外の状態にビックリしました。しかも上のお米がサラサラで、下の方はねっとりして底は少し焦げてて…」と説明する金子さん。

続けて、「体調不良の妻も、一生懸命お米を入れてくれた息子も、今日1日頑張ってくれたんだなぁと色々な感情です」と語ってくれました。

息子さんの行動に関しては、「私は息子がパパのためにお米を炊いてくれたと勝手に解釈して投稿しましたが、もうすぐ3歳の息子がなぜこの行動に出たのかは、いまだにわかりません」とのこと。

今回の反響について、「息子は特別なことをしたわけではなく、同じような行動をとられるお子さんもたくさんいると思います」とした上で、「日常のこういった何気ない子育てや幼い子の言動を、失敗や苦労ではなく、私と同じように微笑ましくとらえてくれる方々がたくさんいること、またたくさんのコメントを頂けたことをとてもうれしく思いました」と話してくれました。

息子が仕事から帰宅するパパのためにお米を炊いてくれていたみたいです。ありがとう pic.twitter.com/uu3DXhFeSm

— 金子雅也@ジュエリーお仕立て屋 (@GALA_KANEKO) February 24, 2024

米の入手経路でもっとも多いのは「スーパーマーケット」

ここからは、話題となった米に関連して「米の消費動向」を紹介します。

公益社団法人米穀安定供給確保支援機構の調査によると、令和6年1月の「1人1ヶ月あたりの精米消費量」は4536gであり、そのうち家庭内での消費が3024g、中・外食での消費が1512gであることがわかりました。

精米購入・入手経路で多かったのは「スーパーマーケット」「家族・知人などから無償で入手」「インターネットショップ」の順となっており、購入経路別の入手単価(1kgあたり)を見ると「スーパーマーケット」は398円、「インターネットショップ」は499円となっています。

奮闘した息子さんを思い、感涙する人が続出

ポストは多くのXユーザーの目に留まる結果となり、いいねは5万件を超えました。

「9時間愛情コース…こんなに一生懸命になれることがあっただろうか」「子どもが体調不良のお母さんのためにやったのなら、涙でしかない」「息子さん、親のことよく見てる。上手い下手のレベルじゃない」「これ見てボロボロ泣いた」

このようなコメントが集まり、息子さんの奮闘に大勢が感涙したようです。

2歳児が制作したもの

取材の最後、普段の息子さんについてうかがうと、「人見知りな性格ですが、人の言動をよく見て物事への好奇心を強く持つ子です。真似事で自分なりにやりたいことを主張したり、気づいたら行動でカタチにしています」と教えてくれました。

金子さんは、そんな息子さんとのほほえましい日常をXで公開されています。

ジュエリーの写真

また、制作されているジュエリーに関する情報も発信中。気になる方は、Xアカウントを覗いてみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • @GALA_KANEKO
  • 米穀安定供給確保支援機構 米ネット 消費動向調査

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