ペルーで二院制復活へ、憲法改正案を賛成多数で可決

[リマ 6日 ロイター] - ペルー国会は6日、二院制の復活を目的とする憲法改正案を賛成多数で可決した。2026年に予定されている次の大統領・国会選挙後に導入される。

1993年に制定された現行憲法は一院制を定めている。この憲法は、アルベルト・フジモリ政権が自由主義的な経済改革とテロ対策を実行するために憲法を停止し、国会を閉鎖した翌年に生まれた。

2018年の国民投票では二院制復活が否決されたものの、憲法改正案が改めて昨年11月の国会での予備投票で承認され、今回の正式な可決につながった。

上院と下院の定数はそれぞれ60人と130人で、任期はともに5年。再選は1回だけ認められる。

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