昨季38年ぶりの日本一に輝いたプロ野球・阪神タイガースの岡田彰布監督や選手ら約100人が7日、西宮市社家町の西宮神社で恒例の必勝祈願祭を行った。29日にセ・リーグ開幕を控え、チーム史上初となる「日本一連覇」を誓った。
タイガースは昨季、開幕から連勝を続けて首位に立ち、18年ぶり6度目のリーグ優勝を球団史上最速で決めた。勢いそのままにオリックス・バファローズとの大阪対決を制し、日本一に輝いた。
この日は午前10時ごろ、六甲おろしが流れる中、日本シリーズMVPの近本光司選手や地元西宮市出身の佐藤輝明選手らがユニホーム姿で境内に登場。参道沿いのファン約200人から声援が飛んだ。家族で訪れた神戸市東灘区の高校1年生(16)は「絶対、アレンパ(連覇)してほしい」と期待を込めた。
参拝を終えた岡田監督は「今年は連覇という目標しかない。みんなで何とか勝ち抜く、それだけです」と意気込んだ。(村上貴浩)